東武東上線に「みなみ寄居<ホンダ寄居前>」開業

10月31日に開業した「みなみ寄居駅」
開業を記念してのテープカット
ホームでの記念撮影
開業記念ヘッドマークが取り付けられた

2020(令和2)年10月31日土曜日、池袋から寄居を結ぶ東武東上線の東武竹沢と男衾間に、東上線としては2002(平成14)年3月に開業した「つきのわ駅」以来18年ぶりの新駅、みなみ寄居駅・副駅名「ホンダ寄居前」が開業しました。この駅は、ホンダ埼玉製作所寄居完成車工場の近くにあり、工場関係者が駅から直結して入場出来る通路もあります。駅名は、寄居町の南側に位置する駅として分かりやすく、また親しみを込めて”南”を平仮名で表記したほか、ホンダ寄居工場の最寄駅として、ホンダ関係者が多く利用することから副駅名を「ホンダ寄居前」にしています。この駅の開業により、周辺道路の混雑緩和が図られることが、期待されています。開業前日の10月30日金曜日に開業式典が行われ、高野執行役員 鉄道事業本部副本部長の挨拶があり、「新駅開業により、周辺道路混雑緩和に寄与し、地域の方々の利便性が向上することでエリアが活性化していくことを祈念している。」との話しがあり、本田技研工業の大江 四輪事業本部  生産統括部 埼玉製作所 所長は、「弊社が狭山工場から寄居と小川工場に生産の集約を進めて行く中で、従業員の通勤、部品や完成車輸送により、国道254号線が更なる混雑が予想されることで、東武鉄道と協議を進め新駅の開業に至った。国道254号線や周辺道路の混雑緩和に寄与出来ればと考えている。」、花輪寄居町長は「地域の魅力を高めるために駅周辺に桜を植樹する取組を進めている。」と話していました。その後、開業を記念してのテープカットが行われました。みなみ寄居駅の開業により、男衾駅から寄居駅の駅ナンバリングが変更になっています。

改札口
駅名標には副駅名「ホンダ寄居前」の表示がある
ホームに進入する電車