東武東上線全線開通90周年記念・行楽列車「フライング東上号」リバイバルカラー車両が登場

東武東上線全線開通90周年を記念して、かつて行楽列車として東上線で活躍した列車「フライング東上号」の塗装を復刻した車両が2編成登場しました。
「フライング東上号」は、1949(昭和24)年から1967(昭和42)年まで運行、季節運転の列車として東上線沿線の黒山三滝、鎌北湖、玉淀、八塩温泉方面、また秩父鉄道に乗り入れ長瀞へ行楽客を運んでいました。この列車のネーミングは、英国の特急列車「フライング・スコッツマン号」にあやかったものだと言われています。先頭車両には、羽をあしらったヘッドマークが取り付けられ、車内放送の設備に当時としては珍しい、レコードプレーヤーを接続し、車内に音楽を流す「ミュージックサービス」がありました。

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今回登場した「フライング東上号」リバイバルカラー車両

動画

今回、登場した車両は、50090型と8000系の2編成で、50090型は、50092号編成にフルラッピングを施し、主に座席定員制の「TJライナー」に、8000系は8198号編成に塗装を施し、東上線(小川町から寄居間)・越生線で運行をしています。
車体は、鮮やかな濃い青色の車体に黄色の帯を締めたカラーリングとなり、また先頭車両には、当時「フライング東上号」に掲出したデザインをモチーフしたヘッドマークが掲出され、「東上線全線開通90周年」の文字が書かれています。
また車内には、「フライング東上号」の写真や資料を掲出してあります。
このリバイバルカラーは、50090型が11月28日より約1年、8000系が11月28日より当面の間運行されます。
また、この8000系の登場により、東上線(小川町から寄居間)・越生線では、4種類のカラーを施した8000系が楽しめます。
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ツートンカラー、セイジクリーム、現行色