東武鉄道:農産物直売所で売れ残った農産物を電車で運び池袋駅で販売(3月31日まで)
2021年3月18日木曜日から3月31日水曜日まで、埼玉県東松山市にある東松山農産物直売所で売れ残った農産物を池袋駅まで鉄道輸送し、駅構内の「TABETEレスキュー直売所」にて販売する実証実験が実施されています。この取り組みは、東武鉄道、「フードロス」削減のための事業「TABETE」を運営しているコークッキング、東松山市、JA埼玉中央、東松山生産者直売組合が連携をし、食品ロス削減のするための実証実験です。
3月18日初日の様子は、JA埼玉中央東松山農産物直売所「いなほてらす」が、16時閉店後(新型コロナウイルスの影響により営業時間が変更)当日の売れ残った農産物を回収します。これらの農産物は、コークッキングが買取をします。農産物を折りたたみコンテナに収納、今回輸送する農産物は、人参・菜花・キャベツ・のらぼう菜・かき菜・ほうれん草などで、野菜の種類ごとに7個のコンテナに収納、自動車で運ばれ、16時半頃、森林公園駅前に到着しました。
野菜を入れたコンテナは、台車に積み替えられ、改札を通りホームへ移動、50090型を使用した、森林公園16:58発の快速急行(土休日は17時発の川越特急)池袋行の先頭10号車の乗務員室の後ろに積み込まれました。
17:49に池袋駅に到着、野菜を入れたコンテナは改札口を通って、南口地下一階のイベントスペース「TABETEレスキュー直売所」に運ばれました。到着後、運ばれた農産物を小分けにしてセット販売の準備が行われました。価格は200円~800円までのセット商品が5種類あり、早い方は販売開始の30分くらいから並んでいました。18:15頃、販売が開始され絶え間なく農産物の販売が続き、18:45頃、今回用意した43セットの農産物が完売となりました。
なお、農産物の内容は、直売所の状況により品物が変わります。この日はセット販売でしたが、試行錯誤しながら価格や販売方法等を検討し、3月30日まで毎日販売が行われます。