西武鉄道:サステナ車両8000系を導入!

西武鉄道では、環境負荷の低減を目的として、他社から譲り受けたVVVFインバータ制御車両を「サステナ車両」として導入しています。

8000系

その第一弾として、小田急電鉄の8000形(6両編成)を8000系として導入しました。小田急8000形を採用した理由は、西武鉄道の車両限界やドアピッチの基準に適合し、最小限の改造工事で済むうえに、車両を大量に確保できる条件が整っていたためです。

小田急電鉄8000形

外観塗装は、小田急時代のホワイトにブルー帯から一新され、入社3年目の若手社員が発案した、西武鉄道のコーポレートカラーである「ブルー」と「グリーン」を基調としたデザインを採用。これは「永遠」「発展」「繁栄」を表す市松模様にアレンジされています。

デザインは入社3年目の若手社員が発案した

主な改造点としては、保安装置の更新、停電時に備えたバッテリーの追加、車内では車端部のシートを4人掛けから3人掛けへ変更するなどが挙げられます。そのほかの部分には、小田急時代の面影が残っています。

更新された保安装置
追加されたバッテリー
昭和60年に東急車輛で製造された
8000系客室内
4人掛けから3人掛けに変更されたシート
運転台

8000系は、2025年5月末より国分寺線での運行開始が予定されています。また、多摩川線・多摩湖線・西武秩父線・狭山線には、東急電鉄の9000系が導入され、合計で約100両が運行される予定です。