高岡市美術館:昭和100年記念あの頃みんな子どもだったータイムトラベル!博労小120年の図画教育ーを5月11日まで開催中!

高岡市美術館、この展覧会会期中は5月7日(水)は休館日

富山県高岡市の高岡美術館では、昭和100周年を記念した特別展「あの頃みんな子どもだった―タイムトラベル!博労小120年の図画教育―」が開催されています。会期は2025年5月11日(日)までです。

2025年5月11日(日)まで開催!

この展覧会は、明治34年(1901年)に開校した高岡市立博労小学校が、創立当初から保管してきた児童の卒業記念作品を紹介するものです。絵画、書、作文など、その総数は約3万7千点にものぼります。これらの作品は校内にある「ばくろう思い出館」にて、毎年正月とお盆の時期に展示・公開され、地域の人々に親しまれてきました。

全国的にも珍しい、120年以上にわたる児童画のコレクションに注目が集まり、このたび美術館での大規模な展覧会が実現しました。会場では、明治から令和にかけて制作された卒業記念画の中から約300点を厳選して展示。子どもたちの目を通して、当時の暮らしや街並み、時代背景を感じ取ることができます。

教育の変遷も見どころのひとつ。明治時代は手本の模写が中心だった図画教育が、大正時代には自由画へと変化し、作風も大きく広がります。さらに昭和・平成以降は、抽象画や木版画など、表現の幅や素材も多様化。時代とともに進化する子どもたちの表現力に触れられる貴重な機会です。

アクセスは、JR高岡駅から加越能バス「市民病院・職安行き」に乗車し、「大手門」バス停下車、徒歩約5分。また、JR氷見線「越中中川駅」からも徒歩圏内です。

地域の歴史と子どもたちの感性が詰まったこの展覧会。家族連れはもちろん、教育関係者や郷土文化に関心のある方にもおすすめです。