準備が進む、北海道新幹線

3月26日、北海道新幹線が新青森~新函館北斗間で開業します。
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新函館北斗駅に停車中のH5系

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途中の駅は、奥津軽いまべつ、木古内です。北海道新幹線開業後は、東北新幹線(東京~新青森)へ直通運転を行い、東京~新函館北斗間を最短4時間2分、仙台~新函館北斗間は最短2時間30分で結ばれます。
また、新函館北斗~函館間は、新幹線に接続する「はこだてライナー」が運行され、最短下り19分、上り15分で結ばれるようになります。
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函館と新函館北斗を結ぶ「はこだてライナー」快速と普通列車がある。

動画

1月28日報道関係者向けの試乗会が行われ、2月13・14日には、一般向けに開催され、募集定員を超える多数の応募の中から抽選で当選した、合計約3,000名がこの両日に乗車しました。
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新函館北斗駅

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北斗市パネル展

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受付のあるコンコース

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新幹線ホームへの入口

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ホームドアに掲示してある編成案内

北海道新幹線H5系は、東北新幹線を走るE5系と同じ「常盤グリーン」に、ボディ下部は、気品のある「飛雲ホワイト」を使用、そして中央の帯には、H5系のオリジナルのライラック、ルピナス、ラベンダーの想起させる「彩香パープル」を配置しています。
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H5系

また、1~7の奇数号車と10号車の車体側面には、「シロハヤブサ」をモチーフしたシンボルマークが掲出してあります。
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車内に入ると、1~8号車までは普通車で2列+3列のシートが並び各席に電源コンセントが備え付けられています。
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また、床下は、北海道らしく雪印模様になっています。
9号車がグリーン車、10号車はグランクラスとなっています。
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グランクラスについては、前日の1月27日に車内サービス内容の発表があり、東北・北海道新幹線の沿線をイメージした「オリジナル」なサービスを提供、和軽食、洋軽食は、東北・北海道新幹線の沿線各地域をイメージしたメニューとするとともに季節感を演出した内容となり、特に、和軽食は東京発と新函館北斗発でメニューが異なります。また、ドリンクサービス(日本酒やスパークリングアルコール等)、茶菓子、おつまみも沿線ゆかりのものが提供されます。
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車内サービス内容の発表の様子
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グランクラスシート
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専任アテンダント
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グランクラスでのサービス内容
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和軽食

新函館北斗を発車すると、A席側に北海道新幹線の基地、函館総合車両基地が見えてきて、
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函館総合車両基地

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車窓からの函館山

E席側には、しばらく、函館のシンボル函館山が見えてきます。カーブを曲がると函館山がA席側の車窓へ移り、上磯付近のセメント工場が見えてしばらくすると高い壁になり、6本のトンネルを抜けると木古内に到着します。最高速度は260キロですが、この日は雪のため210キロまでの運転でした。所要時間は13分、あっという間の旅でした。
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木古内に到着したH5系
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キーコ駅長

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木古内駅
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駅前には道の駅がオープンした

2月13日の一般向け試乗会の様子
撮影協力:増井 慎吾
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受付会場
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受付へ向かう試乗参加者
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これから乗る北海道新幹線H5系を撮影

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新函館北斗駅では、記念撮影、体験、グッズ販売などのイベントが行われた

安全面では、異常時での訓練を実施していて、2月26日は、新青森発の訓練列車が、青函トンネルに入り、竜飛定点を過ぎて火災報知装置が動作し、北海道側の吉岡定点に停止したことを想定し訓練が行われ、乗客を吉岡定点の避難所へ誘導、新青森より救援列車が、「RS-ATC」を使用し、逆線運転により吉岡定点に向かい、乗客を乗せて新函館北斗へ向かいました。
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避難誘導をする車掌
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吉岡定点
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避難所へ向かう乗客
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避難所にて説明をする現地責任者

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救援列車への誘導をする現地責任者

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通路内では係員が誘導をしている

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吉岡定点に逆線運転で到着する救援列車

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乗客を救援列車へ誘導
訓練には120名が参加し、JR北海道の西野副社長から講評があり、その中で「新幹線が開通しても課題がゼロになることはない、安全の取り組みにゴールはないので、常に一つずつ課題を洗い出しながら安全の確率を少しでも上げていくという取り組みを行って参りたい。」と述べました。
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閉会式

開業一ヶ月前の2月26日より指定券の発売が開始されました。北海道新幹線は開業へ向けての準備が着々と進んでいます。  DSC05043
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