小湊鐵道の里山トロッコ列車

千葉県の五井から上総中野間を結ぶ、小湊鐵道に3月18日から里山トロッコが運転を開始します。
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区間は、上総牛久から養老渓谷間です。このトロッコ列車のポイントは、無駄なものは省き安全の規制の中で最もシンプルに作り上げられた車両で、4両の小さな2軸客車は、2・3号車は展望車両で開放的な空間、1・4号車は、冷暖房完備の車両で、全車両木材を使用したクロスシートが並びます。
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また、天井はガラス張りとなっていて里山の空を愉しめ、展望車両は、窓をなくし開口部の幅を最大限に拡げ車窓が楽しめるようになっています。
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もう1つのポイントが、由来を大切にしているで、養老渓谷側には、かつて小湊線で活躍した創業時運行したドイツコッペル社製4号機関車(DB4形)を残っていた図面を元に復元し、動力については、環境に配慮し未来系のクリーンディーゼルしています。
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乗車すると、機関車は、本物と同じように汽笛や煙をはき、車内放送のオルゴールも昔聴いた事のある懐かしい曲「アルプスの牧場」となっています。列車はゆっくりと小湊線をすすみ、二軸車なのでいつも鉄道車両とは違う揺れが体感出来ます。
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車窓は、養老川に沿って進みながら、線路際に田んぼや畑ある里山や昔どこか懐かしい駅舎に停車しながら進みます。クリーンディーゼルなので展望車ではトンネルに入ると石を積んだ壁がよく観察出来ます。乗車時間は約1時間で、終点の養老渓谷駅に到着。里山車窓を眺めながらの楽しい旅でした。これから里山の案内人、人との交流の場として活躍を期待します。
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里山弁当「春」

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小湊鐵道がラベルに書かれた、いちはら梨サイダー


関係者向けの試乗会動画

また、観光ボランティアガイド「かずさのくに国府探検会」による
市原の歴史文化の紹介があり、
今回は、Bコース 国分寺・国分尼寺の実像を求めて
上総更級公園→国分僧寺史跡→神門古墳→国分尼寺史跡 (2km・ウォーキング)
を訪問しました。
このコースのガイド定例開催日時は、5月10日(火) 9:30~12:00
ガイドは無料ですが、資料代(100円)を寄付
グループでの申込の場合は、随時ガイド可能です。

上総更級公園
10月1日(土)・2日(日)に上総更級公園、上総大路などで開催の「上総いちはら国分祭り」では、オープニングイベントで更級日記旅立ち行列や源頼朝武者行列に加え、日本最大級の山鉾と上総国分寺の七重ノ塔を模した山車が巡行をします。
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上総いちはら銀杏山鉾

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七重ノ塔万燈山車

聖武天皇が諸国に造営を命じた国分僧寺、国分尼寺は奈良時代最大の国家プロジェクトで、その中でここ上総の国分寺・国分尼寺は、寺院地の大きさが、僧寺が全国3位、尼寺が全国1位で、寺院の全容が初めて解明できた学術的にも貴重な国指定史跡です。

国分僧寺史跡
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西門跡は八脚門でした。

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国分寺仁王門

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ここに七重塔が建っていた
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七重塔の礎石

神門古墳(ごうどこふん)
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弥生時代末期に造られた東日本最古の古墳です。

国分尼寺
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史跡上総国分尼寺跡展示館

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中門回廊が当時の建設様式そのままに復元されている。

また、養老渓谷駅から足を伸ばすと、里見家ゆかりのお寺、宝林寺があります。
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養老渓谷駅
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宝林寺
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ぶっちゃけ寺に出演している千葉住職。

里山トロッコ列車を乗りに足を伸ばしてはいかがでしょうか。