開業を迎えた北海道新幹線
3月26日に北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)が開業、東京~新函館北斗間が最短4時間2分となりました。
開業日の新函館北斗駅では、駅のシャッターが開く前から長い列が出来ていました。
駅前には、早朝から長い列が出来た。
開業式典では、北斗市立大野中学校吹奏楽部による記念演奏が行なわれた。
改札内コンコースでは、開業式典が開催されJR北海道島田社長より挨拶がありました。「北海道民の長年の悲願であった北海道新幹線が開業を迎えようしている。北海道新幹線の実現に関わられた多くの方々への感謝の気持ちを胸に刻んで北海道に来る新幹線時代のスタートを切って行きたいと思う。開業がゴールではなくこれからが新たな交流、連携のスタートである。沿線地域の方々にも成果と効果を実感して頂けるよう安全運行を最大限に心掛けながら取り組んでいく。」との挨拶がありました。
JR北海道島田社長
また、石井国土交通大臣からは、「訪日外国人を含めたより多くの観光客が青函エリアや道南地域を訪れ、さらには新函館北斗駅を起点に開業効果が波及することを期待する。」と挨拶がありました。
石井国土交通大臣
高橋北海道知事からは、「いよいよ私たちが待ちに待った北海道新幹線の一番列車発車、そのベルの音が鳴り響く時を今迎えようとしている。いよいよ北海道にも新幹線時代の幕開けとなった、これは、ゴールでなくスタートだ、私たち道民はこの夢の乗り物である新幹線を最大限に活用して、広大な北海道、隅々までの地域の活性化に向けてしっかりと取り組んで行かなければならない。我々にとって新たな挑戦の始まりである。」と挨拶がありました。
高橋北海道知事
挨拶する高谷北斗市長
一番列車「はやぶさ10号」が出発する11番ホーム先端では、くす玉開披が行われ、6:35鳴海新函館北斗駅長の出発合図により、東京へ向けて動き出しました。
「はやぶさ10号」を見送る人々
3月26日の函館駅
道南いさりび鉄道の案内がある
乗客のお出迎えが行われた
また函館駅では、並行在来線としてJR北海道から経営を引き継いだ、道南いさりび鉄道開業記念出発式と北海道新幹線に連絡するアクセス列車、新函館北斗~函館間を結ぶ「はこだてライナー」の出発式が行われました。
JR北海道島田社長、道南いさりび鉄道小上社長、石井国土交通大臣、高橋北海道知事の挨拶があり、関係者によるくす玉開披が行われました。
JR北海道島田社長
道南いさりび鉄道小上社長
石井国道交通大臣
高橋北海道知事
テープカット、くす玉開披
11:53発の新函館北斗行「はこだてライナー」の乗務員への花束贈呈が行われ、高梨駅長の出発合図により列車が新函館北斗に向けて出発しました。
はこだてライナー乗務員へ花束贈呈
高梨駅長による出発合図
また、「はこだてライナー」出発後、道南いさりび鉄道への花束贈呈、道南いさりび鉄道特別応援隊で歌手の徳永ゆうきさんの挨拶があり、12:00発、地域情報発信列車「ながまれ号」を使用した上磯行が、出発しました。
道南いさりび鉄道乗務員へ花束贈呈
道南いさりび鉄道特別応援隊で歌手の徳永ゆうきさんからの挨拶
情報観光発信列車「ながまれ号」出発
道南いさりび鉄道は、五稜郭~木古内間を結ぶ37.8キロの路線で、旅客輸送の他、北海道と本州を結ぶ貨物列車の重要な路線となっています。また、旅客列車は全列車函館に直通運転をしています。地域情報発信列車「ながまれ号」は、普段は通常列車として運行し、イベントなどの団体列車として運行する時は、ボックス席の間に、道南杉を使用したテーブルが取り付けられます。「ながまれ」とは、道南地域の懐かしい方言で「ゆっくりして」とか「のんびりして」という意味があります。
本州から北海道新幹線で新函館北斗~函館~道南いさりび鉄道で木古内というルートも可能です。
はこだてライナー
道南いさりび鉄道、地域情報発信列車「ながまれ号」
函館市電では北海道新幹線の開業を記念して無料電車が運行された。
ブルーインパルスの展示飛行も行われた
動画