E1東名リニューアル工事、東海道新幹線上に架かる清見寺橋の床版を取替

NEXCO中日本では東名高速道路のリニューアル工事が行われています。東名高速道路は開通から55年が経過し老朽化が進行、大規模更新や修繕事業が進められています。

床版取替工事が行われている東名高速道路上り線清見寺橋
東海道新幹線付近で工事が行われている。
工事概要を説明する富士保全・サービスセンター近藤 努 所長

今回は、1月9日から3月22日のうち74日間工事が行われている東名高速道路上り線の富士川スマートICから清水JCT間にある清見寺橋(せいけんじばし)の工事の様子が1月15日に公開されました。本日の工事は、道路を走る車の荷重を橋桁に伝える床版の取替工事で、東海道新幹線付近の両側が対象となります。2月7日まで平日夜間18時から翌日6時まで上り線の富士川スマートICから清水JCT間が通行止めとなり作業が行われています。通行止めの12時間では既設床版撤去→新設床版設置→交通解放までの時間が確保できないため今回は既設床版を撤去後、予めガードレールが設置された仮設の鋼床版を設置、交通解放を行い翌日以降に新設床版を設置する方法が取られています。

クレーンで新設床版が運ばれる

工期遅延を抑制する為に床版は側面の鉄筋の突出がなく幅2.43mをプレキャスト化したコッター床版、床版同士の接合はコッター式接手を採用しています。進捗管理も大型モニターやLED表示機、携帯端末を用いて、リアルタイムに全作業員が可視化できます。

コッター床版
床版側面に埋め込まれているC型金物をH型金物で結びつける作業員
進捗は全作業員で共有

この通行止めへの対策として、事故や故障に備えてのレッカー車待機、一般道への迂回、大型車向けに清水PA・駿河湾沼津SAの駐車場拡幅、新清水ICでの臨時駐車場が設置されています。上り線の富士川スマートICから新清水JCT間は2月7日までは昼間は車線規制、平日夜間は18時から翌6時まで通行止め、2月8日~3月22日までは、床版防水や舗装などが施工され、昼夜連続規制が実施されます。詳しくは公式ホームページをご覧ください。