西武鉄道:池袋駅・豊島園駅がリニューアル

フルラッピング電車「スタジオツアー東京 エクスプレス」

 2023年5月16日火曜日、6月16日金曜日に開業する「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の最寄り駅である豊島園駅と池袋駅のリニューアル完成を記念して「西武鉄道 池袋駅・豊島園駅リニューアル記念セレモニー」が豊島園駅駅前広場で開催されました。セレモニーでは、開式前に練馬区文化振興協会理事長 大谷康子氏のヴァイオリンによるウェルカム演奏が行われました。

練馬区文化振興協会理事長 大谷康子氏

株式会社西武ホールディングス代表取締役会長 兼 CEO 後藤高志氏による主催者挨拶、東京都知事 小池百合子氏、練馬区長 前川燿男氏、ワーナー ブラザース スタジオジャパン合同会社ゼネラルマネジャーのトーベン・イェンセン氏による祝辞がありました。

株式会社西武ホールディングス代表取締役会長 兼 CEO 後藤高志氏
東京都知事 小池百合子氏
練馬区長 前川燿男氏
ワーナー ブラザース スタジオジャパン合同会社ゼネラルマネジャーのトーベン・イェンセン氏
豊島園駅舎上部のLEDビジョン映像

両駅のリニューアルポイントの紹介、豊島園駅舎上部のLEDビジョン映像が初披露され、テープカットが関係者の手で行われました。また、リニューアルに合わせて、フルラッピング電車「スタジオツアー東京 エクスプレス」の出発式が豊島園駅ホームで行われ、セレモニー列席者と西武鉄道練馬駅管区長の出発合図により11時52分、池袋に向けて発車しました。

西武鉄道練馬駅管区長と魔法をかけるセレモニー列席者

池袋駅のリニューアルポイントは、豊島園行の列車が主に発着する、1番ホームと2番ホームを英国・ロンドンの「キングス・クロス駅」を彷彿させる意匠にリニューアル、壁をレンガシートで装飾、1番ホームの中ほどにある時計はリニューアルを記念してワーナーブラザース社より寄贈されたもので「スタジオツアー東京」に設置してあるものと同じデザインです。他にも駅サインやベンチ・階段・エスカレーターもリニューアルが施されています。

駅サイン(画像提供:西武鉄道)
池袋駅ホーム_2番ホーム(画像提供:西武鉄道)
キングス・クロス駅と同じ時計(画像提供:西武鉄道)
駅舎がリニューアルにされた豊島園駅

豊島園駅は、駅舎もリニューアル、「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトに鉄筋2階建てとなり、改札口のあるエントランスゲートの木材は沿線の西川材を使用、駅舎上部にはLEDビジョンを設置、魔法の世界と四季を連想させるようなアニメーションが放映されます。映像は、春夏秋冬の季節ごと、昼夜それぞれ計8映像が用意されています。また、ワーナーブラザース社からの特別映像もあります。

西川材を使用したエントランスゲート
駅舎上部にはLEDビジョンには魔法の世界と四季を連想させるようなアニメーションを放映

ホームは、ホグワーツ魔法魔術学校へ向かう「ホグズミード駅」を彷彿させる赤を基調としたデザインとなっています。ホーム中央には空飛ぶ魔法列車のモニュメントがあり、池袋駅の崩れレンガは魔法のホームにつながっていて 、そこから空飛ぶ魔法列車に乗りこちらへ降り立つというストーリーとなっています。この車両は「としまえん」で1966年~1981年までアトラクションとして活躍していた「模型列車」で駅リニューアルにあわせ修復・加工が施されています。ベンチや電話BOXオブジェも「としまえん」で使用されたものが設置されています。また、駅前広場には映画「ハリー・ポッター」に登場する「守護霊パトローナス」から牡鹿と雌鹿が設置されています。

「ホグズミード駅」を彷彿させるホーム
空飛ぶ魔法列車
電話BOXオブジェ
映画「ハリー・ポッター」に登場する「守護霊パトローナス」から牡鹿と雌鹿

フルラッピング電車「スタジオツアー東京 エクスプレス」は映画「ハリー・ポッター」に登場する「禁じられた森」を背景に、主要キャスト「ハリー」「ハーマイオニー」「ロン」の3 人が大胆に描かれて、映画の世界観を表現してあります。このフルラッピング電車は、20000系3編成に施され、主に池袋~豊島園間で運行されます。

フルラッピング電車「スタジオツアー東京 エクスプレス」
「ハリー」「ハーマイオニー」「ロン」が描かれている