WILLERが『MaaS Meeting 2023』を開催!

 

2023年2月14日(火)と15日(水)に今回で開催4回目となるWILLERが主催の『MaaS Meeting 2023』が渋谷ストリートホールとオンラインで開催されました。今回は「 すべての人が自由に移動できる持続可能なモビリティサービスとは 」をテーマに、様々なプロトタイプを学び、 社会課題の解決や地域便益について考える機会となればと開催されました。

WILLER 代表 村瀨茂高氏
オープニングで挨拶する村瀬代表

1日目の前半は自動運転についてのプレゼンテーションが行われ、WILLER R&D Dept. マネージャー 池あい子氏により「国内およびシンガポールにおける自動運転の取り組み」を発表、同社が取り組んできた自動運転やビジネスモデルなどの紹介がありました。また、新潟県佐渡市での自動運転に向けてでは、地域を知るために座談会やワークショップを実施、地元の人々がそれぞれ意見を出し合い移動についての不便を洗い出し、福祉・教育・観光・生活・物流などの垣根を超えた島全体のニーズ調査、実証運行計画の策定、説明会を行った上で自動運転車の実証実験を開始するという道筋が、島全体において八方良しを実現するために重要であるということ、そして地域に根付いた自動運転事業を実現へ向けて住民・自治体・地元事業者が垣根を越えた取り組みが重要であることが紹介されました。

佐渡市での取り組みを紹介するWILLER R&D Dept. マネージャー 池あい子氏
自動運転導入までの道筋が発表された

その後、佐渡市長 渡辺竜五氏が登壇、佐渡は世界農業遺産・日本ジオパークなど豊富な地域資源があるが過疎化や高齢化が進行していると話しがあり、現在の取り組みを紹介されました。ワークショップに参加した佐渡市の方々が登壇したパネルディスカッションでは、福祉・観光・生活など、それぞれ立場から見た移動の不便に感じる点や自動運転に対する期待と不安についての話しがありました。

佐渡市長 渡辺竜五氏
佐渡には豊富な地域資源がある
コメントするワークショップに参加した佐渡市の方々
取り組みを紹介するモービルアイジャパン MaaS 事業戦略部 ディレクター 兼 自動運転モビリティ部 部長 下山寛史氏

また、上記の導入に必要な自動運転技術を提供するモービルアイジャパン の発表では、MaaS 事業戦略部 ディレクター 兼 自動運転モビリティ部 部長 下山寛史氏がイスラエルにあるMobileyeが取り組む自動運転の実例を紹介、日本では首都高速道路や一般道での自動運転の様子が紹介されました。

パネルディスカッション

後半のパネルディスカッションでは、「未来のモビリティサービスはどうなるのか?」をテーマに、WILLER 代表 村瀨茂高氏がファシリテーターとなり、【自動運転】 モービルアイジャパンCEO 川原昌太郎氏、【空飛ぶ車】 SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏、【自動運転物流】 T2 代表取締役CEO 下村正樹氏、【ドローン】 KDDI スマートドローン 代表取締役社長 博野雅文氏の4氏がパネリストとして登壇しました。村瀨代表は挨拶で2025年に事業化を始められる第一歩として、この2年間は技術的な実況実験からビジネス化に向けた実証実験が重要と話していました。