東京メトロ:2022年ローレル賞を東京メトロ有楽町線・副都心線17000系と半蔵門線18000系が受賞、授賞式を開催

2022年ローレル賞を受賞した17000系と18000系

2022年12月3日土曜日、鉄道愛好者団体「鉄道友の会」2022年ローレル賞を東京メトロ有楽町線・副都心線17000系と半蔵門線18000系が受賞したことを記念して、授賞式が新木場車両基地で開催されました。式典では、鉄道友の会の佐伯会長の挨拶があり「普段使いこそに上質な車両をという東京メトロ車両部の車両づくりの心意気が感じられる」と話していました。

鉄道友の会 佐伯会長

続いて加藤選考委員長より選考経過の説明がありました。2021年1月1日から12月31日までに24系列・形式の鉄道車両が営業運転を開始、その中から5系列・形式が候補車両となり選考の結果、ローレル賞を受賞しました。受賞理由は、サービス設備や搭載機器のレベルアップを積み重ねた点や2系列を基本仕様の共通化による取扱い、メンテナンスの共通化を最大化するとともに、投入線区の独自性の両面を実現したことが評価されました。

鉄道友の会 加藤選考委員長

その後、鉄道友の会佐伯会長から東京メトロ山村社長へ表彰状が授与され、鉄道友の会柚原副会長から中澤取締役へ記念盾の贈呈が行われました。

表彰状の進呈を受けた山村社長と盾の進呈を受けた中澤取締役

東京メトロ山村社長の挨拶では、「受賞は、設計・開発に携わった車両部の社員のみならず会社全体にとって栄誉なことだと感じている。これを励みに東京を走らせる力の実現に取り組みたいと思っている」と話していました。

挨拶する東京メトロ山村社長

受賞した17000系の10両編成、8両編成と18000系、各1編成には、ローレル賞を受賞した記念エンブレムが両先頭車運転台後方に取付けてあります。

17000系に掲示された受賞エンブレム
18000系に掲示された受賞エンブレム

ローレル賞は、営団地下鉄時代を含めると1972年千代田線6000系、1985年銀座線01系、2011年千代田線16000系に次いで4回目の受賞となります。また、2013年には銀座線1000系がブルーリボン賞を受賞しています。17000系と18000系が並ぶのは今回がはじめてで、細かい形状の違いがわかります。

17000系と18000系の並びは今回がはじめて

また、当日の12月3日と4日は、受賞を記念して「有楽町線・副都心線17000系車両&半蔵門線18000系車両 ローレル賞受賞記念撮影会in東京メトロ新木場車両基地」が開催され、参加者が車両基地内で撮影などを楽しみました。