鉄道博物館 鉄道開業150年記念企画展開催中!

 埼玉県さいたま市にある鉄道博物館では、鉄道開業150年を記念した企画展「鉄道の作った日本の旅150年」を本館2階のスペシャルギャラリーで開催中です。時代毎に鉄道を使った旅を紹介しています。展示物は約150点、会期は2023年1月30日月曜日までで前期と後期の2期に分けて開催となります。前期は10月24日土曜日までで鉄道開業前から1940年代までの旅を紹介、後期は10月29日土曜日から2023年1月30日月曜日までで1950年代から現代までの旅を紹介します。

本館2階のスペシャルギャラリーで開催中

入口に入ると明治時代から現在の旅までの写真がパネル展示され、かつて「つばめ」「こだま」で走った、クロ151形区分室が実物大で再現されています。

復元されたクロ151形区分室

鉄道が出来る前の旅の紹介から始まり、明治5年新橋~横浜間鉄道開業による旅のスタイル変化や食堂や寝台車等のサービスなどがパネル展示されています。

鉄道開業当時などの資料

大正から昭和初期では、旅行会社の発足や鉄道と航路を利用しヨーロッパ各国まで乗車券を販売する国際連絡ルート、国鉄が出版する旅行ガイドブックなどの展示があり、戦中戦後の旅では、かつての日本の勢力圏(現在は海外)への旅行パンフレットや時刻表などの資料が展示されています。また、昭和20年8月15日の終戦の日に列車が走っていたことを示す資料、東北本線列車運行図表の整理ダイヤが初めて展示されています。

戦中戦後の旅のエリア
日本の勢力圏への旅行パンフレットや駅スタンプなどの資料
東北本線列車運行図表


また、2022年9月10日土曜日には、「鉄道連絡船と旅」講演会・ガイドツアーが開催され、「鉄道路線をつなぐ連絡船の旅」について、明治から昭和初期の関釜航路・稚泊航路・青函航路に焦点を当てた講演会、館内の鉄道連絡船関連展示を巡るガイドツアーを青函連絡船史料研究会の協力により開催されます。
詳しくはホームページをご覧下さい。