E1A新東名高速道路「伊勢原大山IC~新秦野IC間が開通!
2022年4月16日土曜日、新東名高速道路の伊勢原大山インターチェンジ~新秦野インターチェンジ間約13キロが開通しました。
当日は、秦野丹沢スマートインターチェンジ付近で開通式典が行われ、式典には黒岩神奈川県知事や国会議員、沿線の市長や関係者など約400人が参加しました。まず宮池社長から主催者挨拶があり、知事・国会議員など、来賓からの祝辞、沿線の伊勢原市長と秦野市長の挨拶がありました。
その後、鋏入れ・くす玉開披が秦野丹沢スマートインターチェンジ付近の本線上で行われました。鋏入れ・くす玉開披は、宮池社長や黒岩知事、沿線市町や議員などのほか、地元小中学生も参加し行われました。渡り初めパレードでは、白バイを先頭にパトカー、東海大学のソーラーカー「東海チャレンジャー号」、日産自動車の「アリア」、不二家「ぺこちゃん号」、秦野市コミュニティーバス、トラック、消防車、NEXCO中日本の新型路面清掃車、来賓車と続きました。
今回の開通区間は6割がトンネルとなります。その中で延長の長い羽根トンネル、高取山トンネルには、安全強化の対策が施されています。
漫然運転防止を目的にトンネル中間付近に出口までの距離を投影装置を用いて表示してあります。また、非常時には、停止などの行動を励行する表示がされます。
排気設備(ジェットファン)を従来は車線の上に設置していましたが、今回は非常駐車帯のところに設置してあります。ジェットファン風向きを少し変えるように10度の角度がつけてあります。この設置位置の変更により点検のための車線規制や通行止めの回避が図られます。
トンネル照明のところには配管があり、トンネル火災発生時に水が噴霧上に放水される水噴霧設備となっています。この設備は他に日本坂トンネルや関越トンネルなどで使用されています。また、緊急時には反対車線に避難が出来る避難路も確保されています。
また、照明設備も特徴があり、この区間は交差する河川にホタルが生息する地域を通過することから低位置照明方式を採用、濃霧時には、外側線中心に照らすことで光幕の発生を抑制しています。
途中の新秦野スマートインターチェンジには、県立秦野戸川公園が近くにあり、子供の広場やバーベキュー場などがあります。この秦野丹沢スマートインターチェンジには、サービスエリアの用地がありますが開業時期未定とのことです。
新秦野インターチェンジから新御殿場インターチェンジ間は、2023年度開通目標でしたが、トンネルの施工が難航していて工程を精査中となっています。現在は4車線ですが最終的には6車線となる予定です。