京急電鉄・日本航空・日本空港ビルデングが地球環境への取り組みを合同発表
8月2日月曜日、京急電鉄・日本航空・日本空港ビルデングが2050年の炭素社会(カーボンニュートラル)に貢献すべく3社の取り組みの合同発表会が行われました。
京急電鉄は、空港線(京急蒲田駅~羽田空港第1・第2ターミナル駅間)6.5キロの路線で上下線一日約400本の列車が運行されています。同路線での鉄道運転用の電力を京急電鉄は東京電力エナジーパートナーの「FIT非化石証書付電力メニュー」と契約、実質的にCO2排出ゼロとなる電力を調達しています。これにより年間一般家庭約1270世帯相当分のCO2が削減たとみなされ、京急線全線においても約4.3%削減のCO2削減につながります。また、路線バスも羽田空港路線では、2019年2月に民間バスとしては初めて導入した水素と空気中の酸素の化学反応で発電した電気を動力源とする燃料蓄電池バス「SORA」を導入しています。
日本航空は、2030年までに約200万トンのCO2削減を目標に818トン未満にする取り組みを行っており、A350、787等の最新鋭機材に更新をすすめ、航空機が自走を開始するまでの牽引車による押し出しの距離を短縮や駐機時に日除けを卸し空調のエネルギー消費量を削減し、2050年 実質CO2排出ゼロに向けて取り組みが行われています。また、空港ラウンジや機内で使用するプラスチック製のストローやマドラーを別の素材に変更しています。
日本空港ビルデングの取り組みは、メガソーラーをターミナルの屋上に設置、約250万kwを発電トイレの洗浄水を厨房の排水や雨水などの水処理をして再利用や壁面の緑地化などが行われています。また、搭乗橋や駐車場連絡通路、ビジネスジェットターミナル、ガードマンボックスには、放射冷却の技術を活用したラディクール製品を導入して温度の低減が図られています。