京急電鉄:車内設備を一新!新造車両1000形20次車1890番台が登場

1000形20次車1890番台

2021年5月6日木曜日より京急電鉄の新造車両1000形20次車1890番台が営業運転を開始しました。編成は4両で、外観は前面の貫通扉が中央に設置され従来の1000形とは印象が変わっています。

貫通扉を中央部に設置

この車両の特徴は、京急電鉄初のロング・クロスシートに転換可能なデュアルシートで、座席指定列車時(モーニング・ウィング)の運行ではクロスシート、その他は状況に応じてフレシキブルに対応します。座席のデザインは、「三浦半島の旅」を想起する波をイメージしています。座席の幅は460mmとし、2100形より10mm拡幅されています。

クロスシート時
ロングシート時
貸切列車などではこのような配置も出来る

また、各座席にコンセント、ドリンクホルダーが設置してあります。前面展望席を復活、乗務員室後方のクロスシートに座って前面展望が楽しめます。また、側面の車窓も楽しめるように細長い窓も設置してあります。

コンセント、ドリンクホルダー
復活した前面展望席
前面展望席側面に配置された窓
運転台

今回トイレが初めて設置されました。2号車はバリアフリー対応のトイレ、3号車は男性用トイレとなります。長距離利用者への配慮がなされています。

2号車のバリアフリー対応洋式トイレ
3号車の男子用トイレ
トイレ側の外観

吊り手も改良され、利用者の握りやすさと安全性を高めるため、吊り手の径と太さが拡大してあります。

利用者の握りやすさと安全性を高めたつり手高

また、1号車と4号車に車いすスペース、2号車と3号車には、ベビーカーや大きな荷物が置けるフリースペースが設置してあります。

車いすスペース
ベビーカーや大きな荷物が置けるフリースペース

新造車両1000形20次車は、現在2編成が運行されています。