東武鉄道THライナー運行開始
2020年6月6日土曜日のダイヤ改正より東武線と東京メトロ日比谷線を相互直通する座席指定制列車「THライナー」が運行を開始しました。
朝は東武線久喜から日比谷線恵比寿まで2本、夕方から夜間は、日比谷線霞ヶ関から東武線久喜まで5本が運行されています。ダイヤ改正初日、報道関係者向けの「THライナー乗車体験会」が行われました。乗車した列車は久喜9時23分発の「THライナー4号」で座席指定券は満席となっていました。
THライナーの座席指定料金は、東武線久喜~春日部⇔日比谷線各駅間が大人680円・小人350円東武線せんげん台・新越谷⇔日比谷線各駅間が大人580円・小人300円となります。また、座席指定券を購入せずに列車に乗車した場合には、車内発売の座席指定料金として、大人・小人ともに200円を加算した料金となります。ホームには乗車口の案内があり、1両に4ドアあるうちの1ドアから乗車が出来ます。「THライナー4号」は、久喜を9時23分に定刻に発車、次の停車駅は上野です。との案内がありますが、東武動物公園・春日部・せんげん台・新越谷に停車しますが乗車のみ可能な駅で降車は出来ません。車両は70090型、コンセプトは「移動に憩いのひとときを」。車内は赤色のクロスシートが並んでいます。
座面は寝具などにも使用されている「プレスエアー®」を採用、ホールド性や通気性が良く、長時間でも快適に座れるように配慮されています。座ると荷物フック、ドリンクホルダー、100Vコンセントが各座席で使用できます。
車端には、フリースペースとロングシートの優先席が設けられていて、優先席は、背もたれを高くしたハイバックシートを採用し座りやすい形状にしてあります。この座席も100Vコンセントが利用できます。
また、70090型は、THライナーの運用以外にも、東武線・日比谷線の一般運用にも就きます。その際は、すべてロングシートになり、コンセントの使用は出来ません。
西新井を通過するとポイントを渡り急行線から緩行線へ転線します。梅島、五反野、小菅を通過し、北千住に停車します。(ドアは開きません)東武の乗務員から東京メトロの乗務員に交代となります。
北千住発車すると最初の停車駅、上野に到着します。出口は各車両1ドアのみが開きます。その後、秋葉原、茅場町、銀座に停車します。銀座までは降車のみ可能です。
霞ケ関では全ドアが開きます。この先終点恵比寿までの各駅はフリー乗降となり、乗車券のみで乗降することが出来ます。