小海線「MIDNIGHT HIGH RAIL」で楽しむ星降る高原の夜旅
2026年8月13日(木)、長野県佐久地域振興局による信州プレデスティネーションキャンペーン企画のモニターツアー「MIDNIGHT HIGH RAIL 星降る高原 夜旅のすゝめツアー」が実施されました。観光列車「HIGH RAIL 1375」を団体臨時列車「MIDNIGHT HIGH RAIL」として運行し、40名が参加しました。
22時20分に小諸駅を出発し、佐久平駅を経由して中込駅へ向かいます。車内では夜食として丸政の駅弁「信州味噌入り八ヶ岳高原 厚切りカツサンド」が配られ、特別な掛け紙や硬券記念乗車証も参加者に配布されました。
22時46分に中込駅へ到着すると、列車は入換作業を行って留置線へ移動。エンジンを停止した状態で給油・給水作業が行われました。参加者は消灯した車内から、普段見ることのできない夜間の作業を見学し、貴重な様子をカメラに収めていました。作業終了後、再び入換作業を行ってホームへ戻り、夜の駅構内を散策しました。

その後、列車は野辺山駅へ向かいました。小海線はJR線で日本一標高の高い地点を走る路線で、その魅力を生かした観光列車が「HIGH RAIL 1375」です。列車名は、標高を表す「HIGH」、線路の「RAIL」、野辺山駅~清里駅間にある標高最高地点「1375m」に由来します。夜空や八ヶ岳をイメージした車体や車内デザインも特徴です。
野辺山駅では2班に分かれ、国立天文台野辺山で星空観察会を実施しました。あいにく星空は数分しか見ることができませんでしたが、45m電波望遠鏡やミリ波干渉計を見学し、野辺山が天体観測に適している理由や宇宙からの電波観測について学びました。展示棟では山田麟助教授による特別講演「天文学者になってみよう」も行われました。
その後、野辺山駅では保守用車両「レールスター」の乗車体験や、手動の転てつ装置を使ったポイント切り替え体験も行われました。参加者は普段体験できない鉄道の仕事を間近で楽しみました。
午前4時に野辺山駅を出発すると、車窓には徐々に明るくなる山々や田園風景が広がり、4時56分に中込駅へ到着。始発列車を待つ間には、コーヒーなどの飲み物とお茶菓子が用意されました。

今回のツアーは、佐久地域が誇る「星空・鉄道・高原」を夜という特別な時間に体験する、新たな観光の楽しみ方を提案する取り組みとなりました。2027年には「信州デスティネーションキャンペーン」が開催される予定で、今回の参加者アンケートなどを生かした新たな夜旅の展開が期待されます。























