日光と会津を結ぶSL大樹「土津」運行 会津田島駅で出発式を開催!

DLを先頭に下今市駅に入線するSL大樹「土津」

2026年6月27日(土)、SL大樹「土津(はにつ)」号が東武鉄道下今市駅からJR会津若松駅までツアー列車として運行されました。東武鉄道のSLが営業列車として会津若松駅へ乗り入れるのは初めてで、旧国鉄会津線の西若松~会津田島間でSLが運行されるのも52年ぶりとなり、多くの注目を集めました。

シートに覆われたSL大樹「土津」のヘッドマーク

下今市駅では9時26分にSL大樹「土津」が入線し、ホームではツアー参加者が記念撮影を楽しみました。9時33分には、ツアー客を乗せた列車が、横断幕を掲げた東武鉄道関係者やロコモーションキャラクター「にこまる」に見送られながら出発しました。列車は、下今市~新藤原間を東武鉄道、新藤原~会津高原尾瀬口間を野岩鉄道、会津高原尾瀬口~西若松間を会津鉄道、西若松~会津若松間をJR只見線を走行します。

撮影を楽しむ参加者
下今市機関区の区名札と行路札
SL大樹「土津」の行先札
横断幕を掲げた東武鉄道関係者やロコモーションキャラクター「にこまる」が列車を見送った

会津鉄道会津田島駅では、運行を記念したイベントを開催。南会津の特産品やキッチンカーの出店、鉄道グッズ販売のほか、鉄道写真家・南正時氏と会津鉄道の佐藤喜市社長によるトークショーなどが行われ、多くの来場者でにぎわいました。

会津田島駅に到着した出発式前のSL大樹「土津」
賑わうイベント会場
鉄道写真家・南正時氏と会津鉄道の佐藤喜市社長によるトークショー

続いて行われた出発式では、東武鉄道専務執行役員・鉄道事業本部長の鈴木孝郎氏が、東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道・JR東日本の4社が連携し、SL大樹「土津」を通じて日光と会津を結ぶ新たな観光ルートの創出と地域活性化を目指す考えを述べました。

東武鉄道専務執行役員・鉄道事業本部長の鈴木孝郎氏

また、会津若松市長の室井照平氏は、SL大樹「土津」が会津と日光を結ぶ架け橋となり、広域観光や地域間交流、地域経済の発展につながることへの期待を表明しました。

会津若松市長 室井照平氏

来賓を代表して挨拶した福島県知事の内堀雅雄氏は、東武鉄道による震災復興支援への感謝を述べるとともに、SL大樹「土津」の運行を契機に会津・福島観光がさらに盛り上がることへの期待を語りました。

福島県知事 内堀雅雄氏

その後、SL大樹「土津」ヘッドマークの除幕式が、鈴木孝郎鉄道事業本部長、徳川宗家第19代当主の徳川家広さん、会津松平家第14代当主の松平保久さん、土津神社の宮澤重嗣宮司によって行われました。続いて、鈴木孝郎氏、内堀雅雄福島県知事らによるテープカットが行われ、特別運行の門出を祝いました。

SL大樹「土津」ヘッドマーク除幕式
SL大樹「土津」ヘッドマーク
鈴木孝郎氏、内堀雅雄福島県知事らによるテープカット

ホームでは、ツアー参加者が「土津」のヘッドマークを掲げたC11形325号機の雄姿を写真に収めていました。そして14時40分、会津田島駅の石田貴之駅長、東武日光駅の湯澤真駅長、会津若松市の室井照平市長らの出発合図により、SL大樹「土津」は関係者の見送りを受けながら、終着の会津若松駅へ向けて出発しました。

鈴木孝郎氏、内堀雅雄福島県知事らをはじめ沿線首長、関係者が参加した
会津田島駅の石田貴之駅長、東武日光駅の湯澤真駅長、会津若松市の室井照平市長らによる出発合図
見送りをする沿線首長、関係者
フラッグを手にする室井照平会津若松市長と鈴木孝郎鉄道事業本部長