西武鉄道:「西武・電車フェスタ2025 in 武蔵丘車両検修場」開催

2025年6月7日(土)、西武鉄道の武蔵丘車両検修場において、「西武・電車フェスタ2025 in 武蔵丘車両検修場」が開催されました。今回は、新型コロナウイルスの影響による制限を経て、事前申し込み不要での開催は実に久しぶりとなり、多くの来場者でにぎわいました。

当日は朝早くから入場列ができるほどの人気ぶりで、鉄道ファンはもちろん、ご家族連れの方々も多く見受けられました。

また、5月31日(土)から営業運転を開始した「サステナ車両」8000系を使用したツアー列車「サステナ車両でいく!武蔵丘車両検修場」も運行され、新所沢駅から会場までの特別な旅を楽しめる企画となりました。ツアー参加者には、会場への先行入場という特典もありました。

ツアー列車「サステナ車両でいく!武蔵丘車両検修場」
参加者は前面扉から降りる貴重な体験をした

会場内では、軌陸車(電気部)の展示や作業実演、電車に台車を取り付ける作業の公開など、普段なかなか見ることができない鉄道現場の技術を間近で見ることができました。また、トラバーサー乗車体験や非常通報装置の取扱い体験、ミニ電車の乗車体験も行われ、子どもから大人まで幅広い世代が鉄道の魅力を楽しんでいました。

ミニ電車の乗車体験
行先表示器展示、時間毎に行先が変わった
SOSボタン体験

さらに、特急ラビュー5周年を記念して制作されたオリジナル運転シミュレーター体験(事前申込制)も実施され、本格的な運転操作を体験できる人気企画となっていました。

展示イベントでは、レール探傷車の展示・内覧に加え、お子さま用制服・作業服を着用しての撮影会も開催されました。また、池袋線の前身である武蔵野鉄道の開業110周年を記念した特設ブースも設けられ、貴重な資料などが展示されました。

ステージイベントでは、高麗小中学校吹奏楽部および武蔵台囃子連による演奏が披露され、来場者を音楽で楽しませました。さらに、鉄道各社によるPRタイムも行われ、会場は一日を通して活気にあふれていました。

西武鉄道のキャラクター「らびゅーくん」「レイルくん」などが登場した
鉄道各社によるPRタイム

西武新宿駅からは「西武 旅するレストラン『52席の至福』」を使用したツアー列車「『52席の至福』で優雅に電車フェスタへ行こう!」も運行されました。参加者は車内で食事を楽しみながら、優雅に会場へと向かいました。

また、会場では「52席の至福」の車両を使用した「武蔵丘出張カフェ」も営業され、特製デザートとソフトドリンクが提供されました。

そのほか、西武鉄道をはじめ、鉄道各社によるグッズ販売ブースや、さまざまな飲食ブースも出店し、鉄道ファンから一般来場者まで幅広く楽しめる空間となっていました。

当日は約6,600名の来場があり、大盛況のうちに幕を閉じました。