東武アーバンパークライン新型車両80000系

新型車両80000系

東武アーバンパークラインの新型車両80000系が、報道関係者向けに公開されました。先頭形状はエッジを際立たせ、先進性を表現しています。カラーリングは60000系と同様に、「フューチャーブルー」と「ブライトグリーン」を基調としています。

先頭形状はエッジを際立たせ、先進性を表現している

車内は「リビング」をテーマにデザインされており、ベージュ色のシートや木目調の床を採用することで、落ち着いた客室空間を演出しています。また、子育て世代への配慮もなされており、背の低い子供でも前面展望を楽しめるよう、非常扉の窓が従来車よりも低く設置されています。さらに、4号車には子供部屋をイメージした「たのしーと」が設置されており、ベビーカーを利用する方が隣で座れるように工夫されています。外観にも「たのしーと」の存在がわかるデザインが施されています。

リビングをテーマにした車内
背の低い子供でも前面展望を楽しめるよう、非常扉の窓(右)が従来車よりも低く設置されている
たのしーと
たのしーと外観

環境面では、民鉄としては初めて本格導入される同期リラクタンスモーターを採用した車両推進システムを搭載。また、リチウムイオン電池とSIV装置を組み合わせた車上バッテリーシステムを導入することで、従来の8000系に比べ、消費電力を40%以上削減しています。

従来、同路線は6両編成で運行していましたが、80000系は利用状況や環境への配慮から5両編成での運行となります。導入予定の25編成のうち、18編成は4両を新造し、1両を60000系から流用して5両編成とします。また、施設モニタリングシステムを搭載した車両が2編成導入される予定です。

80000系は2025年3月8日より運行を開始します。