鉄道博物館:新収蔵資料展「鉄道写真家・南 正時 作品展 Lの時代 国鉄特急、大集合!」を開催中!
2024年7月17日
埼玉県さいたま市にある鉄道博物館では、現在「鉄道写真家・南 正時 作品展 Lの時代 国鉄特急、大集合!」が本館2階のスペシャルギャラリー1で開催中です。この企画展は鉄道写真家である南 正時氏から寄贈された作品を展示するもので、今回で4回目の開催となります。
本展では、1970年代から1980年代末までの特急列車をテーマにした約90点の写真が展示されています。今回は「出会い」をテーマに掲げ、プロローグでは南氏が初めて乗った特急「こだま」号の車内写真を含む、特急列車との出会いを描いた作品が紹介されています。
特急との「出会い」では、以下の3つのテーマで作品が展示されています。
- 季節と出会う:風景と特急列車を絡めた作品が展示されており、立山連峰をバックに走る485系「雷鳥」の写真などが紹介されています。
- 車両と出会う:車両のすれ違いの瞬間を捉えた作品が展示されています。485系「やまびこ」と「はつかり」、583系「有明」と475系急行「ぎんなん」などの列車が頭を揃えるタイミングで撮影された写真が展示されています。
- 人と出会う:鉄道と生活をテーマにした作品が展示されています。北陸新幹線が開業し今と全く違う様子の昭和の福井駅などが紹介されています。
さらに、全国で走った特急列車を地方別に紹介するコーナーや、南氏が取材時に撮影した作品も展示されています。また、1978年10月のダイヤ改正で特急列車のトレインマークが絵入りとなりブームを巻き起こした頃の鉄道少年の部屋が再現されており、特急列車の愛称板や行先方向幕なども展示されています。
この作品展に合わせて、L特急をテーマにした南氏のトークショーや特急に関するクイズ大会などのイベントも開催されます。さらに、懐かしの冷凍みかんが付いた特別メニュー「Lの食堂車」も楽しむことができます。
この企画展は2024年9月23日まで開催しています。詳しくは鉄道博物館の公式ページをご覧ください。