産官学5者連携による「獨協大学前〈草加松原〉駅西側地域」でまちづくりを共同推進!

5月9日、草加市・獨協大学・UR都市機構・東武鉄道・トヨタホームの5者による「獨協大学前〈草加松原〉駅西側地域」で産官学連携によるまちづくりについての協定の締結式・テープカットが行われました。

産官学連携5者による協定の締結式が行われた
山川草加市長らによるテープカット

この地域は、1962年に入居を開始した東洋一のマンモス団地、総面積約54haの松原団地があった場所で、松原団地駅もその時に開業しました。教育施設や商店街などが次々に整備され、1964年には獨協大学が開学しています。しかし半世紀が経ち団地の老朽化が進んだことから2003年より団地の建て替え事業に着手、2010年には草加市・獨協大学・UR都市機構の3者による街づくり協定が締結され、UR賃貸住宅の建替えや商業施設、集合住宅、医療施設などのハード面を中心とした整備が2021年まで進められてきました。これからはソフト面の充実を推進。多世代が繋がり、学び、誰もが活き活きと暮らせる未来を育む「WELL BIND(ウェルバインド)」がコンセプトです。
各社の取り組みは以下の通りです。
■草加市
・地域住民と連携したエリアプラットフォームの構築及び未来ビジョンの策定
・公共施設活用による地域の活性化と魅力の向上及び持続可能なまちの実現

松原団地記念公園 駅から約8分のところにある 休日はマルシェイベントなども開催される
松原団地内にあったモザイクタイルを保存・再生した「メモリアルベンチ」
橋の先には池がありかつてこの地域に水田が広がっていた頃の風景を再現
松原児童青少年センター「ミラトン」30歳までの子供と若者を中心に利用できる施設
マルチルーム・親子ルーム・ダンス室・音楽室などがある


■獨協大学
・地域への教育を通じた文化の発展への貢献
・研究成果の地域還元

獨協大学コミュニティスクウェア「学術研究・教育活動×地域との開放的な交流の場」をコンセプトにしている
太陽光発電、自然通風、自然採光など環境への配慮がされている
コミュニティホールとワークラボ


■UR 都市機構
・団地を活用した幅広い世代や多様な世帯によるコミュニティ形成の推進

団地建替え以前にあった緑道や樹木を活用している
菜園


■東武鉄道
・鉄道施設を利用した地域へのにぎわい創出と地域価値の向上
・鉄道や駅、保有施設などを活用してまちの様々な情報を発信し、
地域住民と日常的なつながりを創出

2023年3月にオープンしたショッピングモール「トーブイコート」モールエリアには、
スーパー、クリニック、生活雑貨、インドアゴルフスクール、子供向けスポーツジムなどがある
松原団地記念公園側にはテラス席がある
テラスエリアには、レストランやファーストフード、カフェなどが入店している


■トヨタホーム
・東武鉄道と連携した街区整備による 373 区画の大規模な戸建住宅地の開発。それに
伴うクラブハウス整備により、地域住民の防災拠点とコミュニティ形成機会を創出
・戸建住宅地内に憩いの場となるテーマの異なった3つのポケットパークを整備

太陽光発電やガスと電気を効率よく使用するエコワンや節電システムが備わっている
共有スペース「クラブハウス」は、大人数利用のギャザリングサイト、少人数利用のパーソナルサイト2つの棟がある。クラブハウスには災害非常給電システムや防災グッズが完備されている