北海道・道東旅行記 2日目

10月18日釧路を出発し、阿寒湖へ向かいます。釧路から阿寒湖までは約70キロあり車で1時間半ほどで着きます。また、交通機関利用の場合、釧路駅前から阿寒バスの阿寒温泉行に乗車1時間50分ほどで着きます。国道240号線「まりも国道」を走ります。この時期は紅葉が見ごろで途中の釧路市(旧阿寒町)シアンヌにある紅葉スポット、滝見橋の近くにある駐車場に立ち寄り、滝見橋から眺める阿寒川と紅葉の風景を撮影しました。


気軽に紅葉が楽しめるスポットです。また車をすすめ阿寒湖に到着。阿寒湖は、阿寒湖国立公園内にあるカルデラ湖で周囲約26kmあり、特別天然記念物である「マリモ」が生息しています。

阿寒湖には、阿寒湖畔温泉があり、5月~11月まで遊覧船が運航していて、湖上の散策が出来ます。また、4つの島のひとつチュウルイ島に上陸して、マリモ展示観察センターで「マリモ」の見学をします。


湖畔には、散策路「トーラサーべ ル・ミナ」(まりもの微笑み小路)があり、路沿いにはアイヌの紋様をしたフットライトが設置してあります。

その先に渦をイメージした「阿寒イオマプの庭」があり、イオマプはアイヌ語で「あなたの周りにあること、すべてを大切にします」という意味で、大自然の環境や身近なアイヌ文化、アートを大切にして伝統を次の世代に継承する意味で名称が付けられています。お花畑の山のようなものはドレスガーデンで登って先端に立つと花のドレスを纏ったように写真が撮れたり、

北海道小別町にあった一億年前のアンモナイトが飾られています。


目の前のホテル、鶴雅ウイングイスには阿寒湖を愛し、阿寒の自然に触発されながら創作を続けている彫刻家の作品が展示され、ギャラリー「ニタイ」には瀧口 政満氏、ロビーギャラリー「イランカラプテ」には 藤戸 竹喜氏の作品が鑑賞出来ます。


また、ニュー阿寒ホテルの天空ガーデンススパから阿寒湖の眺めは最高で、お湯に浸かりながら雄阿寒岳の雄姿が眺められます。

 
阿寒湖を後にして、道の駅あいおいに移動、車で約20キロ、約20分で到着します。ここ道の駅あいおいは、昭和60年3月31日で廃止になったかつて美幌駅からここ北見相生駅まで結んでいた国鉄相生線の北見相生駅があり、今は相生鉄道公園となり今でもホームや駅舎などを見ることが出来ます。また、車両も気動車や客車・貨車・除雪車両が保存され国鉄時代の車両たちに再会出来ます。


ここのホームは紅葉スポットでもあり、ホームには紅葉したもみじの葉がたくさん落ちていました。

道の駅あいおいの物産館の手前には東武百貨店の北海道展で可愛さがうけて有名になったクマヤキが売られています。定番は4兄弟ありヒグマ・シロクマ・ヒグマクリーム・ナマクマがあり、クマヤキのパッケージは津別町出身のイラストレーターの大西重成さんがデザインしました。物産館の中に入るとカフェホロカがあります。このカフェ時期によっては、駅舎跡内で営業する時もあります。

 

次はオンネトーへ約26キロ、約30分の道のりです。オンネトーは秘境湖で雌阿寒岳の裾野に広がる湖です。酸性が強い湖で硫酸アルミニュウムなどの加減で湖が青く映るそうですが、その日の天気によって表情が変わります。展望台もあり見る場所により表情が変わります。

 
再び車で池田ワイナリー城に向けて約90キロ・約1時間半の道のりを走ります。池田町に入り、丘の上にある建物が池田ワイナリー城でヨーロッパ中世の古城に似ていることから名づけられたそうです。




十勝ワインの誕生は、昭和20年代後半にこの地域が地震や冷害に見舞われ、苦境から脱却するために当時の町長 丸谷 金保氏に発案により、昭和35年、町内の農村の青年によりブドウ栽培を開始、昭和38年には果実酒類試験製造免許を取得し、国内初の自治体経営によるワイン醸造を開始しました。


ワイン城ではガイドツアーが毎日3回無料(10月第一日曜日はワイン祭り、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆時期はお休)で行われており、ワイン城の隠れた魅力や十勝ワインの魅力を紹介します。2018年4月よりスパーリングワインの製造工程が見れる施設が完成しガラス越しに工程が見学できます。ショッピングエリアにある展示コーナーに入るとワインの製造方法やブドウの栽培について学べます。






鉄道ですとJR根室本線池田駅が最寄駅となります。

ワイン城の丘から駅を見ることが出来ます。その後は帯広へ車で約23キロ約35分、池田駅からは普通列車で約30分かかります。十勝地方は帯広市を中心に人口16万6千人、16の町と2つの村があります。今日は帯広に宿泊です。翌日最終日は帯広付近を巡ります。
協力:北海道観光振興機構