東京メトロ銀座駅がリニューアル

2020(令和2)年10月16日金曜日、東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線が乗り入れる銀座駅がリニューアルされました。銀座駅は東京メトロ全駅で4番目の乗降客数があります。今回の大規模改装は、前回の東京オリンピックのあった、1964(昭和39)年以来です。

東京メトロでは、「伝統×先端の融合」を路線コンセプトとして「銀座線リニューアル」が進められています。駅のリニューアルでは、浅草~神田間は下町エリア、三越前~京橋間は商業エリア、銀座は銀座エリア、新橋~赤坂見附間はビジネスエリア、青山一丁目~渋谷間はトレンドエリアの5エリアが設定され、エリアごとに違ったデザインコンセプトを持っています。

銀座エリアのデザインコンセプトは、「憧れの街 人と街をつなぐ光のゲートアベニュー」
銀座駅のステーションデザインコンセプトは「移ろいゆく銀座」各時代の銀座の風景をホームに映し出すことで、移ろいゆく銀座を表現しています。銀座線は格式ある石造りの銀座をイメージにラインカラーのレモンイエローの光を用いて案内を行っています。また、丸ノ内線は外濠川が流れる銀座でチェリーレッド、日比谷線はきらめくモダンな銀座でシルバーホワイトの光を利用して、光柱やライトアップを用いて路線の案内をしています。

3路線が交わる銀座駅「分かりやすさ」と「美しさ」を追求した光柱、銀座線はレモンイエローである。
銀座四丁目交差点改札
数寄屋橋交差点改札は、丸ノ内線のチェリーレッドである

改札内の天井には、地上のビルなどの風景が描かれていて、朝・昼・夜で光の表情が変わります。また、銀座線ホームの壁には、1920(大正9)年からの銀座の街並みが時系列に描かれていて、終わりは2027(令和9)年となっています。この年は、銀座線が開業してからちょうど100周年となります。

銀座四丁目交差点改札内の天井、朝・昼・夜で光の表情が変わる。
数寄屋橋交差点改札内の天井
銀座線ホームの階段、階段の向こうには銀座四丁目交差点の光景を現した天井が見える。
光柱が並ぶ銀座線ホーム
1920(大正9)年からの銀座の街並みが時系列に描かれた壁
リニューアルした出入口、ガラスにはラインカラーに合わせ光がライトアップされている

今回の銀座線リニューアルでは、銀座駅の他に、日本橋・京橋・青山一丁目・外苑前の各駅もリニューアルされました。また、今回のリニューアルで銀座線の京橋・銀座・虎ノ門・青山一丁目・外苑前の各駅にはパブリックアートが設置されています。銀座駅では、ここ銀座が創業地の資生堂の寄贈によりパブリックアート作品「光の結晶」が設置されました。この作品は特殊なファセットを施した636個のクリスタルガラスを集積した光の彫刻で、世界的なアーチストとして知られる吉岡徳仁氏により制作されました。作品の輝きを設計する際に世界地図を用いて、光で世界を表現しています。銀座駅のパブリックアートは、B6出口付近にあります。

パブリックアート作品「光の結晶」を制作した吉岡徳仁氏